
不動産の登記簿謄本(全部事項証明書)の取得は法務局へ出向いて取得する方法が一般的です。(一般的でした。)
現在も、法務局に登記簿謄本を取得しにきている方は非常に多く、法務局へ出向いて登記簿謄本の交付申請を行っています。
しかし、法務局も推奨していますが、昨今、オンライン申請をいうものがあり、自宅や会社から登記簿謄本の申請をすることができるのです。
その不動産登記簿謄本のオンライン申請の方法を紹介します。
スポンサーリンク
目次
登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと!
土地・建物の登記簿謄本をオンライン申請して取得するシステムは「登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと」と利用します。
→登記・供託オンライン申請システムのトップページはこちらから!
この「登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと」から不動産(土地・建物)の登記簿謄本をオンライン申請することができます。
ちなみに、このシステムを利用する利用料金は無料です。(登記簿謄本取得費用のみかかります。)
便利な世の中になってきていますね!
スポンサーリンク
新規申請者情報登録!
「登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと」を利用するには、最初に新規申請者情報を登録する必要があります。
申請者の情報を入力してからでないと、不動産の登記簿謄本を取得することができません。
ですので、新規申請者情報を登録していない方は先に登録を済ませましょう!
登記簿謄本オンライン申請方法!
「登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと」のトップページに移ります。
→「登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと」のトップページはこちらから!
赤枠のログイン部分の「かんたん証明書請求」をクリックします。
新規申請者情報登録時に登録した、申請者IDとパスワードを入力し、ログインボタンをクリックしてログインします。
今回は不動産登記簿謄本を取得しますので、不動産の「登記事項証明書(土地・建物)/地図・図面証明書」(赤枠部分)をクリックします。
「オンライン物件検索を使う」と「物件情報を直接入力する」の2パターンが出てきます。
「オンライン物件検索を使う」で登記簿謄本取得!
赤枠の「オンライン物件検索を行う」をクリックしてください。
土地の登記簿謄本を取得する場合を例に説明します。(建物の場合も基本同じです。)
①土地を選択します。
②都道府県を選択して、黄色の所在選択から土地の所在地を選択していきます。
③②で選んだ所在が③に表示されますので、間違いがないか確認しましょう。
④土地の地番を入力します。【注意】住所ではなく地番を入力してください。
→地番と住所の違いはこちらからご確認ください!
⑤④まで入力が終わったら、検索ボタンをクリックしてください。
⑥検索ボタンを押すと、⑥に所在・地番が表示されますので、間違いがないか確認してください。
⑦間違いがなければ、確定ボタンをクリックです。
確定ボタンを押すとこのような画面が出てきます。
①物件の所在・地番が表示されるので間違いがないか確認しましょう。
②管轄登記所の情報が自動で反映されていますので、基本的にそのままで問題ないです。
③証明書の種類は登記事項証明書(登記簿謄本)にチェックが入っているか確認してください。
④請求の対象は全部事項証明書をチェックしてください。
⑤共同担保目録も必要であれば「現在事項」か「全部事項」か選択してください。
(信託目録は今回割愛します。)
⑥最後に必要部数を入力します。
全て入力できたら、「次へ」をクリックしてください。
①交付方法を選択します。郵送と窓口受取がありますが、郵送の方が安くてお得です!窓口受取にすると法務局まで取りに行かなければなりません…。
②郵送の種別は「普通」「書留」「簡易書留」から選択します。また、速達の選択も可能です。書留、簡易書留、速達などを選択した場合は別途手数料がかかります。
その他の項目については新規申請者情報登録時の内容が反映されていますので、郵送先等を変更する場合はここで適宜修正するようにしてください!
ここまで作成できたら、「次に」をクリックしてください。
次に納付情報の入力です。納付(支払い)の際に必要になりますので、個人名、法人で納付する場合は法人名を記載します。
確定ボタンをクリックします。
送信確認のステップに進みますので、そのまま「送信実行」のボタンをクリックします。
この画面が出てきたら送信完了です。
これで登記簿謄本の申請は終了です。
手数料の納付に関しては、後述していますので、まとめて説明します。
「物件情報を直接入力する」で登記簿謄本取得!
先ほどは物件を検索して登記簿謄本の取得を説明しましたが、次は直接入力して請求する方法です。
赤枠の「物件情報を直接入力する」をクリックすると次の入力画面に移ります。
先ほど「物件検索」で説明したこの画面です。
この画面に自分で入力していくのですが、先ほどとの違いは管轄登記所の情報も入力しなければなりません。
入力と言っても②のオレンジ色のボタンを押すと、次の画面が出てきますので、都道府県を選択して、管轄の法務局を選択するだけで問題ないです。
この後の流れは、オンライン物件検索と同じですので割愛します。
スポンサーリンク
登記簿謄本オンライン取得の手数料納付方法!
手数料の納付方法はインターネットバンキング、モバイルバンキングまたはATMを利用する方法があります。
インターネットハンキングでの納付
トップ画面から「処理状況照会」をクリックしてログインします。
このような画面が出てきます。納付状況が「未納付」になっていますね。
この状態で赤枠の「納付」ボタンをクリックします。
次に「電子納付」をクリックします。
あとは、赤枠の中から金融機関を選択して、銀行名の頭文字を選択して、ご自身のインターネットバンキングにログインするだけです。
そして、振込ボタンを押すだけで納付が完了します。
再度、納付状況を確認すると「納付済み」になっています。
あとは、郵送されてくるのを待つのみです。
ATM利用での納付
Pay-easy(ペイジー)マークのあるATMから納付が可能です。
→詳細は登記供託オンライン申請のホームページがわかりやすいのでこちらからご確認ください!
郵送されてきた登記簿謄本
登記簿謄本のオンライン申請をして、手数料の納付をしてから、送付先の入力等に問題がなければ、通常1日〜2日で登記簿謄本が郵送されてきます。
本物の登記簿謄本が法務局から送られてきます。
ちゃんと「共同担保目録」も2ページ目に入っています。
便利な世の中になりましたね。
オンライン申請の感想!
最近ではこのように、不動産登記簿謄本を取得するにもオンライン申請をして、納付まで自宅や事務所にいて取得することができます。
法務局へわざわざ出向いて行かなくても良いので、非常に便利ですし、作業効率が上がりますね。
今回紹介した「登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと」と「登記情報提供サービス」を混同している方もいます。
出典:登記情報提供サービスHP
この登記情報提供サービスでも登記簿謄本の内容の確認はできますが、正式な登記簿謄本として、扱えないので注意が必要です。
ネット上で登記簿謄本を申請して、自宅や事務所まで郵送してくれるシステムは非常に便利です。
是非、オンライン申請を試して、土地・建物の登記簿謄本を取得してみてください。